記事: 艶髪ロードマップ④
艶髪ロードマップ④
⭐️カラー、パーマ、縮毛、アイロンのダメージの原因と特徴⭐️
ここでは髪のダメージの種類と気を付けるポイントについてです。
カラー、パーマ、縮毛、日々のアイロンで髪の痛む部分はそれぞれ異なります。
その中でも特に痛む原因になる事をざっくり書いておきます。
カラー→髪の色を明るくする行為が痛みの原因となります。ホームカラーで全体染
めを毎月の様にされてる方はブリーチ毛以上に痛んでる事が多い
パーマ→カールを強くする事でパサつきがかなり出ます。
縮毛→ダメージに合わせた薬剤を使わないとタンパク変性がおこりバリバリカチカチの仕上がりとなります。
日々のアイロン→使う頻度と温度、アイロンの種類などでかなり差が出ます。
カラー、パーマ、縮毛、日々のアイロンを一切していないバージン毛の人は基本的に全く傷んでないと思って下さい。
例えば中学生で上記の事を何もしてないのにチリついてたり、パサパサな人は95%癖が原因です。
トリートメントを何度やってもチリつきやパサつきは取る事ができません。
スポーツやってて、ずっと陽の下にいたり、毎日海に入ったりする事で髪が痛むなども細かくあげれば多少ありますが、95%はこの4つのダメージがほぼです。
ではこの対策についても簡単にまとめます。
☝️カラーをしてて髪が痛んでる人はなるべく暗めなトーンのカラーにするとかなりダメージが抑えられます。
☝️ブリーチがっつりしてる人とホームカラーを毎月全体染めてる人は、毎日美容室でトリートメントするのは現実的ではないと思うので、ホームケアを毎日きちんとするか、痛みの原因になる事をやめるかが求められます。
ブリーチはいつかやめる時があると思いますが、白髪を染めるホームカラーは白髪は増える一方なのでやめるのは難しいです。
ホームカラーの薬剤は誰が(細毛〜太毛)染めても染まる様に作られているので、一番強い薬剤の設定です。(こだわったサロンでは髪質に合わせて最低限の強さに薬剤を減力して使います)
この強い薬剤を毛先まで毎月染めてたら髪はすぐにボロボロになります。
塗り分けられるクリームタイプのもので生え際と表面の見えるところの根元だけ染める様にして、見えないところは3ヶ月に一度美容室で染めてもらうなどすると毎回全体染めに比べ70%くらいダメージ軽減できると思います。
是非試してみて下さい。
☝️パーマを定期的に続けてる人はダメージよりもパーマで無理やり曲げた事によるパサつきやチリつきが痛んで見せてたりします。
美容師さんの力量次第ですが、かけ方を工夫すればかなりダメージは抑えられます。
パーマのカールは弱めでセット剤を使ってカールを表現するかけ方にするとかなりダメージは抑えられます。
☝️縮毛矯正はアルカリ矯正や酸性矯正などと聞いた事があるひともいるかもしれません。
アルカリがダメ酸性がいいって事ではありません。
髪の毛の状態やダメージに合わせた薬剤を使う事が大事で、薬剤のスペックや美容師の技量によってかなりの差が出ます。
縮毛矯正がきちんとかければ半永久的に取れません。
一度かけたところは2度とかけない様にして、伸びた根元をリタッチという形で半年〜1年に一度かける様にすると、全部の毛が縮毛を一度しかしてない髪になります。
縮毛は繰り返して同じ部分にかけると質感はどんどん悪くなります。
回数重ねる事でダメージが進み真っ直ぐだけどパサパサって事になってしまいます。
当サロンでは同じ場所に縮毛は基本2度かけません。取れない縮毛をかけれるサロンで縮毛をする事が1番のダメージケアに繋がると思います。
☝️日々のアイロンは、使うアイロンのプレートの素材と温度と頻度によって差が大きく出ます。
アイロンは安すぎるアイロンは避けて、温度は150°以下で、頻度はなるべく少なくする。
それと濡れたままのアイロンは絶対ダメです。癖毛直しみたいなスプレーを付けて濡れてる状態でアイロンもダメです。
アイロンが毎日のルーティーンになってる人もいると思います。誰とも会わない日、外に出ない日などはアイロンをやめて回数を減らす事の意識も忘れない様にしましょう。
☝️それ以外の番外編
プールに毎日入ってる人は塩素は髪に良くないです。
海に年中入ってる人も海水と紫外線のコンビも最悪です。
プールと海どちらも髪が濡れたら早めに真水で流すか、早めに洗う事を意識するとダメージ軽減に繋がります。
スポーツなどで紫外線に長く当たるのも髪に良くありません。
顔は皆さんケアしますが、髪はどうしても甘くなりがちです。紫外線ケアのスプレーよりも帽子が1番間違いないです。
細かくあげればキリがありませんが、これだけの事を意識したのならばほぼ大丈夫です。
まずは髪を痛ませない事が大事で、痛まなければケアする必要もなくなりますし、美容室まで行かなくても自宅のケアで十分な範囲に留まります。
少し長くなりましたが、髪のダメージについてはここまでとします。
もっと詳しく知りたい人は美容師向けの『髪質改善の教科書』、『カラーの教科書』、『縮毛矯正の教科書』を書いてます。そちらも合わせてご覧に下さい。
次は艶髪ロードマップ⑤に続きます。
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