記事: 応用編(マニュアルに無い使い方やおすすめの使い方をご紹介)
応用編(マニュアルに無い使い方やおすすめの使い方をご紹介)
2024年5月22日更新
マニュアルは誰でも簡単に結果が出せる様に作られてます。
なのでマニュアルの通りに使うのが薬剤の能力を活かしつつ時間単価やコストを考えるとベストだと思ってます。
でも更に踏み込んだ使い方やおすすめな使い方を伝えておきます。毛質や髪の状態を見極めて適材適所で使い分けて下さい。
マニュアルや教科書に記載してあるものでもベーシック以外の事はなるべく書いておきます。
⭐️16番と17番をもう一度重ねる
基本、髪質改善でもカラー髪質改善でも前処理として使う事が多い16番と17番ですがシャンプーが終わって、マニュアルでは2番3番と進見ますがその前にもう一度16番と17番を使うと更に質感は上がります。縮毛のバッファーが終わった後にも有効です。
基本16番と17番はかなり栄養素と質感のバランスを重要視して作ってるのでどんな場面でも質感を高めてくれます。
16番を付けすぎたり、17番の塗布量が少な過ぎたり、ゆすぎが甘かったりして、疎水に寄りすぎてしまってベタ付きが出てしまう事を懸念してマニュアルからは基本外してます。ダメージが少なかったり、元々疎水に向いてる毛質だとやり過ぎになる事も稀にあるので、そこだけ注意すればダメージ毛にはかなり有効です。
あと16番も原液でも使えます。ただここも人を選ばないとマイナス要素が出たりするので、ベーシックを2倍希釈としてます。慣れてくれば原液と薄めた使い方の使い分けも出来ると思うので試してみて下さい。
⭐️コスパ最強システムトリートメント
時間単価、材料費、質感の良さを考えるとかなりいい仕事をしてくれてます。
16番、17番を付けて流して、2番3番でシステムトリートメントとして使えます。
こちらも使った事がある方は分かると思いますが、シャンプー台で5分程度でかなりの質感に仕上がります。うちのサロンではこれで4400円のトリートメントとしてメニュー化してます。一度試してみて下さい。酸熱効果はありませんが熱により浸透する成分が沢山入ってますので、軽くアイロンすると更に効果的です。
⭐️12番でより多くの癖を取りたい場合
12番で癖を取る事に振り切った大胆な使い方。セット剤など余計な物が付いてない場合はドライのまま毛先まで一気に塗っちゃいます。
結局12番を使う方って癖をどうにかしたいんですよ。だからそのままベタ塗り。
マニュアルではプレシャンプーして、16番、17番付けてから12番がベーシックです。
↑この方が質感や柔らかさはいいんです。でも癖をどうにかしないと始まらんって人にはドライから塗布、もしくは濡らして16番、17番付けずに塗布、その場合は12番流して泡立てしてから、16番と17番を入れて下さいね。
12番はphが少し酸性よりなのでドライ塗布だと少し引き締まった質感に仕上がりやすいです。必ず16番と17番を使って柔らかい質感に戻してあげて下さいね。
ドライ塗布の難点は薬剤使用量が増えます。
使用量が気になる場合は濡らしてから塗布するのがいいかもしれませんね。
⭐️12番にGMTやスピエラを入れた使い方
最初に言っておきます。おすすめ出来ません。
この12番は微量の還元剤で2剤を使わずに酸熱の効果を活かしながら質感と多少の癖を取る事を目的とした薬剤です。
ここに還元剤をプラスするとまず2剤が必要になります。
それと還元剤の種類もレブリン酸との相性がかなり重要となります。12番にはチオグリセリンを使用してますが、これも何度も何度も色んな還元剤を試して、次に濃度を試してたどり着いた、還元剤濃度と種類と酸濃度です。
トリートメントというカテゴリーでやるには2剤を必要とした時点でコスパが悪く考えてしまいます。
癖をきちんと伸ばしたい方へは縮毛矯正がおすすめです。
還元剤を足して使う事を否定してる訳ではありません。かなりの薬剤知識と薬剤の特製を理解し、毛質を見極めここぞという時に使うのであればありだと思います。
⭐️縮毛矯正で癖が伸びずらい毛質へのアプローチ
KAMIKAIの縮毛矯正は基本中性〜酸性です。今までこの薬剤ので伸ばせなかった癖に出会った事はありません。
ですが、特に根本のバージン毛で硬毛で癖がすごく強い方は薬剤の強さ云々よりも薬剤を弾くので浸透しやすくしたり部分的に工夫する必要があります。これはアルカリ矯正でも同じです。
塗布量→伸びずらいところを多くする
加温する→バックの部分を加温
ペーパーやホイル→耳ウラやバック
👉特にこのペーパーはおすすめです。
洗って繰り返しても使えます。
やばい人来たな!って時に使って下さい。
毛質をみて少し不安に感じた時には工夫をしてあげると更に安定すると思います。
⭐️カラー髪質改善で更に質感を上げるには
カラー髪質改善をいつもの工程でシャンプーを流すまでします。
その後タオルドライ
↓
16.17薄付け
↓
11付けてミストや揉み込みながら5分〜7分
↓
軽く泡立て
↓
2.3付けて1分置いて流す
↓
4番付けて完全ドライ
↓
アイロン
注意点
・カラーが少し褪色しやすくなります。それを計算に入れてカラー剤を少し濃いめに設定して下さい。
⭐️癖毛やダメージ毛の方は01.02.03を自宅でご自身で試してみて下さい。
これは美容室で使うと分かりづらいのですが、自宅で使って自分で乾かしてまとまり具合や質感やの柔らかさを体感して頂きたい。
当店ではこの01.02.03の検証をかなりやりました。スタッフ、スタッフの家族、お客様も沢山巻き込んで1ヶ月みんなで大検証しました。
質感、まとまり感、柔らかさどれを取ってもピカイチでした。
今はまだボトルが完成しないので1Lのみしか販売出来ませんが、早くボトルが出来て販売を開始したいです。
とりあえずここまで。
またこのページもアップデートしていきます。
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